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商品が多すぎると売れない?|ECで考える“ジャムの法則”

こんにちは!NUSEEKのわたなべです!
寒さも日に日に厳しさを増し、あったかいミルクティーがおいしい季節ですね!

今回は、もしかすると聞いたことがある方もいるかもしれない、
ジャムの法則についてご紹介したいと思います。


私はお茶が大好き!なのですが、茶葉の種類って本当に膨大で……
紅茶一つとっても、数え切れないくらいの種類があります!

たくさんの銘柄が並んでいるとワクワクはするものの、悩んでいるうちに疲れてきて、
「もう今日は買うのやめよっか…」となること、実はよくあります。

種類が多すぎて、選ぶこと自体がストレスになってしまう状態ですね。

実はこの「あるある」な現象、心理学でも検証されています。
それが今回のテーマである ジャムの法則です。


ジャムの法則とは?

2000年にコロンビア大学で行われた実験があります。

スーパーで

  • 24種類のジャムを並べた売り場
  • 6種類だけを並べた売り場

この2つを用意しました。

結果はどうなったかというと、

  • 試食した人の割合:24種類 > 6種類
  • 実際に購入した人の割合:6種類 > 24種類

つまり、選択肢が多いと興味は引けるけれど、購入にはつながっていないという結果が出たのです。

このことから「人は選択肢が多すぎると、選ぶこと自体をやめてしまう」という傾向が示されており、
決定回避の法則
とも呼ばれています。

マーケティングや経済学では比較的有名な法則だそうなのですが、正直、私は今回調べて初めて知りました……

↓こちら研究者の方自ら説明してくれている動画です! ※英語での解説です


類似する考え方:ゴルディロックスの原理

似た考え方として、「ゴルディロックスの原理(松竹梅の法則)」があります。

これは、人は「高すぎず、安すぎず、ちょうどいい選択肢」を選びやすいという心理傾向のことです。

松・竹・梅の3コースがあれば、真ん中の「竹」を選びがち、というものですね。

一番選んでほしい選択肢をあえて中庸のポジションに配置する、といったテクニックにも使われています。

この原理は、アンカリング効果をはじめとした、さまざまな心理効果から説明できそうです。
(※アンカリング効果:最初に提示された情報が基準となり、その後の情報の評価を左右すること。 
  例:待ち合わせで1時間遅れると聞いていたが、30分しか待たずに済んだ時、早く来たと感じてしまう)

その中でも特に大きいのが、「決定回避の法則」に通じる
「後悔したくない」「失敗したくない」という心理ではないでしょうか。

選択肢が増えれば増えるほど、「もっと良い選択があったのでは?」と考えてしまい、
結果として決断そのものを先延ばしにしてしまう

こうした心理が、選択肢過多の状況で起きているのだと考えられます。


じゃあ「数を減らせばいい」のか?

関連する動画や記事では、ジャムの法則に基づいて「人が選びやすい数は〇個」といった話もよく出てきます。

ただ、個人的には「その数字に固執するのは少し違うのでは?」とも思っています。

大事なのは「何個にするか」ではなく、「いかに選びやすく設計するか」だと考えるからです。


選択肢を減らす、ではなく「選びやすくする」

大切なのは、ユーザーが迷わず判断できる“選びやすさ”を設計することです。

たとえば、ECサイトでは次のような工夫を取り入れられるのではないでしょうか。

1. 人気・おすすめをサイト上部、ファーストビューに出す

  • ランキングやTOP3を提示
  • 初めて訪れた人にも「まずはこれ」と分かる導線をつくる

2. スターターセットやまとめ買いを提案する

  • 選ぶ手間を減らしつつ、購入のハードルを下げる
  • 客単価アップにもつながる

3. フィルタ・カテゴリ設計を見直す

  • 色・価格・サイズなどで直感的に絞り込みできるようにする
  • 「探す」ストレスを最小限に

4. 季節や特集で選択肢を整理する

  • 今選ぶべき商品を、時期に合わせて分かりやすく見せる

このような工夫で、ユーザーの「選びやすさ」を後押しできます!


データでより「ユーザー目線」の設計へ

ここで重要になるのが、設計をユーザーの行動データと結びつけて考えることです。

具体的には、下記のような分析で取り組めますね!

  • GA4でクリック数や離脱ポイントを確認する
  • ヒートマップで「どこで迷っているのか」を可視化する

実際のサイトデータをもとに「どこで選択肢過多が起きているのか」を特定し、改善につなげていくことができます。


まとめ

ジャムの法則が示唆しているのは、「選択肢が多いと売れない」という単純な話ではなく、
選びやすく設計すれば、選択肢はむしろ武器になるということです。

見せ方・導線設計・データ検証を組み合わせることで、商品数の多さも、しっかりと強みに変えることができます。

NUSEEKでは、UXデザインとデータ分析を掛け合わせ、
貴社ならではの強みを最大限に引き出すECサイト改善をご提案しています。

サイト運営・改善・リニューアルにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください!

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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